2分の1成人式

今は、2分の1成人式というものがあるらしい。
全然知らなかった。
通常の成人式は20歳の時。
2分の1成人式は、その名のとおり半分の10歳の時に行う。
学校行事として、行うところが増えているとか。

内容はというと、
育ててくれた親への感謝
(まだ10歳だけど)今までの自分の歴史の振り返り
これからの夢や目標
などを発表する。
これも学校によって、さまざまだ。

近年は、成人式と言えば「荒れる成人式」という
子供の悪ふざけが有名。
残念なことに、これが風物詩となりつつある。
日本の恥の一つだな。
ニュースで悪ふざけしている「20歳を迎えた子供」の映像を見ると、
大体思うのが、「こいつ20歳か? えらく老けた顔してるな」ということ。
外見だけは成人式を迎える時期になっているが、
精神面が全然成人になれていないということか。

実際の成人式の方と違って、2分の1成人式は荒れないだろう。

「2分の1成人式」というのは、なかなかおもしろい考え方だと思うが、
賛否両論あるという。
9割くらいは「満足」で、否定的な意見は少数らしいけど。

何に対して否定しているのかと思ったら、
「親への感謝を強制すべきでない」
「仕事で親が来られない子どもはかわいそう」
などの意見があるそうだ。
普通の家庭、幸せな家庭ばかりではないのだから、
家庭環境も考慮するべきという意見もある。
確かにそういう側面もあるだろう。

私の感想としては、
・10歳でこんなことをやるのは、まだ早い。
・10歳で今までの振り返り、自分だったら困っただろうな。
・最近の子供は、やらなければいけないことが多くなって大変だ。
ダンスがあったり、インターネットの授業があったり。
・10歳というと、まじめにやるかどうか疑問。
1年生や2年生くらいなら、まだまじめに取り組みそうだが、
4年生ともなると「恥ずかしい」という気持ちも大きくなる年頃ではないか。
というものだった。

幸いというべきか、あいにくというべきか、自分にはこれから10歳を迎える子供もいないし、
関係ないんだけど。

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