年賀状やめる人

今年、2015年も年末が近づいてきた。
12月になってから、なんだか日にちが過ぎていくのが早い。
クリスマスや年末年始のことでうかれてしまう時期だが、
面倒くさい時期でもある。
年賀状をそろそろ考えなければならない。

出す先はかなり少ないのだが、それでも面倒なものは面倒。
そう思っていたら、「年賀状やめる宣言する人続出」というニュースを見た。
自分としては、賛成だな。
年賀状を出す相手には、年末か年明けに直接会うし。

日本の文化の1つとして、これからも年賀状という文化は残していくべきなのかもしれないけれど、
いろんな面でコストがかかってしまう。
年賀ハガキ代、プリンタのインク代、郵便局の人の仕分けや配達の人件費、
配達の時の燃料費。
エコという点から考えても、紙を使う、インクを使う、ガソリンを使うため、
地球にやさしくない。
その点、メールやSNSでの新年のあいさつなら、エコだしコストも大幅に削減できる。
「あけましておめでとう」メールが新年に集中して、問題になったこともあったけど。
そして、メールやSNSなら、年賀状のように「12月何日までに出してください」という
期限からも解放される。
どうせいつも、この締切を守ってないけど。

実際に「年賀状やめる宣言」をする人が続出しているそうなので、
これから先、年賀状の数は減少していくのだろう。
デジタルデータのみにすれば、「年賀状配達のバイトが途中で配達物を捨てる」
なんてことはないし。
もし通信エラーで届かなかったなんてことがあっても、データは残っているだろうから
再送信すればいいだけだし。

年賀状の発行枚数は、ピークの2003年には44億6000万枚だったが、
2015年には30億枚まで減っているらしい。
SNSを利用している若い人達は、年賀状を書かなくなりそう。
LINEやメールで「あけおめ」で終わり、なんてことになりかねない。
写真を使いたい人も、フェイスブックやツイッターに画像をアップすればいい訳だし。
元々、今はパソコンで年賀状のデータを作成して、それを年賀ハガキに印刷しているから、
デジタルデータだけにすれば、年賀状を買うことや印刷を省ける。

これから高齢化が進んでいくから、まだまだアナログな年賀状の需要はあるだろうけど、
若い人が年賀状を書かなくなれば、年賀状を書く人の年齢層も高齢化が進んで行きそう。

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