「ベータ、出荷終わるってよ」
あの映画のタイトル、「桐島、部活やめるってよ」だったっけ。
あの映画以来、結構この手のタイトルをよく見かける。
自分も使ってみた。
ビデオデッキを使っていたのは、いつ頃までだろう。
ビデオデッキに関わることがなくなって、もう何年も経つが、
そもそもベータに関わったことがない。
家庭用のビデオデッキとしては姿を消してしまったベータだが、
その後もテレビ関係者が使っていたらしい。
2008年くらいに聞いた情報なので、今でもまだ使われているのかどうかは不明。
ベータのビデオテープの特徴として、
VHSのテープよりも小さく軽い、画質や音質も良いということで
それがテレビ関係者には合っていたということだろう。
自分がビデオデッキを使い始めた頃には、すでにVHSが、
ベータとの規格競争に勝っていた。
そんな競争があったことを知ったのも、何年も経ってからだった。
SONYが主導するベータと、当時の松下やビクター主導のVHSの競争。
その時にはSONYが負けた。
その後も、同じような規格競争があった。
それが、ブルーレイ対HD-DVDの規格競争。
ベータが負けた頃に比べると、随分最近のはずなのに、
すでに「HD-DVD」って何？ という状況になってしまっている。
ビデオテープの時には負けたSONY陣営が、その時の教訓を生かしたのかどうかは分からないが
ブルーレイの時には勝利した。
そのSONYの人達は、ベータの出荷終了について、何を思っているのだろう。
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